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いいところも多いけど、悪いところも多い。
そして、その「悪いところ」は「いいところ」と表裏一体である。
そんな結論。

磯靴として使うために購入したので、磯靴としての評価が中心となります。

いいところ

・軽い
「ブーツ」であることは確かですが、実質的には「ソールの付いたネオプレンソックス」に限りなく近いわけですね。
ゴムで固めてあるのは爪先、靴底、踵のあたりのみ。他の部分は全てネオプレンです。
磯足袋なんかが性質的に近いのかも知れません。
磯でこのリーフブーツを使う場合、この軽さは明確なアドバンテージとなって、動きやすさに直結します。

・ソフト
先述の通り、殆どの部分がネオプレンなので、大変にソフトです。
例えばハイカットのウェーディングシューズなどの場合、結構足首が固められて立ち回りの邪魔をすることがあるんですが、このブーツは足首部分がネオプレンなので動きを妨げることが一切ありません。
これも同じく、動きやすさに直結します。

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上記の二点は疑うべくもない長所です。
そして、それがそのまま弱点にもなっています。
というのも…

悪いところ
・弱い
ほとんどの部分がネオプレンです。そして、爪先などのゴムもかなり薄いです。
そのため、防御力という点では一切期待が持てません。
実際に先日の使用時、磯でちょっと躓きかけて、足を岩にぶつけました。ペラペラのネオプレンとペラペラのゴム。衝撃は軽減されることなく、ほぼ全てが足に直撃です。
例えば、「ちょっと大きい石が足に落ちてきた」となったとき、他のロックショアブーツなら大したダメージを受けなくても、リーフブーツの場合怪我をする公算が大です。
地味にゴロタ場とかには向いていない気がします。

・ソフト
「ちょっと待て、さっきソフトなのがいいところって言ってたじゃないか」と思うでしょうが、詰まるところ「柔らかすぎる」んですよね。
先ほど長所で述べたように、足首のホールドがほぼ一切ありません。逆に言うと、足首の保護も一切ないということになるわけです。
磯というのはゴツゴツと起伏があり、平らな磯というのはまずありえないわけです。
どこかしらに段差や傾斜があり、つまりは段差や傾斜のある場所に立たないといけないわけです。
そういった場所に立つとき、傾斜を吸収して真っ直ぐ立つためには足首を曲げないといけないわけですが、足首を固定するサポートが得られないため、自分の筋力で全てそれを賄わないといけなくなってしまうわけです。
躓いたときに足首グネりそうになりますし。
また、ガチガチに足首まで固めるようなブーツであれば、ブーツそのものが鋳型の役割を果たしてくれるので歪みは小さくなるんですが、柔らかいリーフブーツの場合、地面のギャップをダイレクトに足裏に伝えてしまうため、極端な表現をすると足裏が磯のギャップに沿うように歪んでしまうんですね。ソールの薄さも相まって、これが意外と後から疲れに繋がってきます。

・水抜けが悪い
水抜き穴の類は一切ありません。
ネオプレンなので水は抜けるかと思いきや、底面はゴムで固められているため、なかなか抜けません。
潮溜まりをジャブジャブ歩かないといけないような磯には、あまり向いていないかも知れません。
勿論、ウェーディングシューズとしても。
浸水すると、しばらくは水の入った長靴のような、ガボガボと音を立てながら歩く羽目になりますw

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総論
とまあ、このように長所と短所がトレードオフの表裏一体に感じるわけです。
軽くて柔らかいから動きやすい、だけど軽くて柔らかいので心許ない。
そんな表現がしっくりきます。
水抜けについては、将来的にはもうちょっと工夫してほしいですね。

単純なスパイク性能については、充分じゃないですかね?
そこまで無茶なところには立ちませんでしたが、濡れた岩、乾いた岩、ちょっと海苔とか生えた岩、物凄く海苔とか生えた岩、それぞれあまり不安は感じませんでした。
ただ、ちょっと注意点というか、当たり前のことというか、しっかりと足裏から着地し、しっかりとスパイクを噛ませることは多少意識してくださいね。じゃないと流石に滑ります。

耐久性については…、正直あまり期待は持てませんかね。
まあ、私の場合は磯はたまにやる、くらいの頻度になると思いますので、1年、よければ2年くらいは使えると思いますが。
磯を主戦場にするのであれば、良くて1年保つかどうか、ってところじゃないですかね?


動きやすいのは本当動きやすいです。
初めて磯で釣りをしましたが、特に問題なく立ち回ることができました。
なので、動きやすさを重視するのであれば、十分お勧めできます。
ただし、その動きやすさは防御力との引換だということを許容できるかどうかです。
そして正直なところ、この靴に寿命がきたとき、リピートするか? となるとなんとも言えないところではあります。

ゲームなんかでよくある、スピード全振りの紙装甲。
回避!回避!回避! 回避失敗したら死! そんな感じです。