割とお勧めのアイテムです。

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ライフジャケットを着た状態でタモを装備する場合、背中のD環にL時のタモステーで引っ掛けるか、背中のD環にマグネットでぶら下げるか、というパターンが多いと思われます。
マグネット式のホルダーは便利なんですが、特にタモのようなある程度の重量のあるものを繋いでいた場合、予期せぬ脱落をすることがあります。
釣りながら飛んだり跳ねたりってことはそうそうないでしょうが、釣座に辿り着くまでにジャンプしたり、1mほど飛び降りたり、ということは十分ありえます。
マグネット式だと、その着地の際の衝撃で、マグネットが外れてしまうことがあるんですよね。
スパイラルコードも繋いでいれば傷は浅くて済みますが、最悪の場合は繋いだタモが深海からの物体Xと化すわけです。

こいつは、マグネット+スパイラルコード+樹脂製バックルという、鉄壁の防御を誇ります。

↑の画像、「マグネットじゃねえじゃん!」って思うでしょ?
違うんだなあ~(バチンッ)←バックルを外す音

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バックルの下からマグネットがコンニチハ~

つまり、脱落の可能性があるような激しい移動時はバックルも閉じて固定し、釣座に着いたらバックルを外してマグネットONLYにという風に使えるわけですね。
その上、少し細くて心許ない気もしますが、スパイラルコードまで標準で付いているわけです。

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私はコレで背中のD環にぶら下げてますが、バックルを閉じれば脱落はまずありえません。
マグネットもなかなか強力で静止時の垂直荷重5.0kgとなっていますが、流石にマグネットだけでテトラ伝ってたら落ちましたね。

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タモに装着するとこんな感じ

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一番最初に駄目になるのはマグネット部分ですね。
前にも同じものを使ってましたが、マグネットが錆と砂鉄でボロボロになって、若干磁石の付きが悪くなったので買い替えました。
使用後に真水での洗浄、及び砂鉄の掃除をしてあげれば長持ちすると思います。
と言っても、ノーメンテで3年は使えてましたけどね。

ただ、欠点はいくつかありまして、

バックルを外し忘れて釣りを始めると、釣れたときタモが取れずにアワアワする(痴呆)
バックルし忘れてジャンプしてマグネット外れる(痴呆)

あとまあ、これに限った話ではなく、コードで接続していた場合全般の話になりますが、それこそテトラをジャンプして渡っているようなとき、脱落してタモがテトラに変な引っかかり方をした場合、引っ張られることになって危ない、というところですかね。
どちらにせよ、平積みされているようなテトラならともかく、落ちたら死にそうなテトラなんて乗るべきではないですけど。

同じくMG3500というモデルも存在します。
こちらはその名の通り、3.5kg荷重までのタイプ。
ただ、よほどの理由がない限り、MG5000を使っておくに間違いないと思います。

あ、ところでこのカラビナとスパイラルコード、何種類かカラー違い(シルバー、レッド、ブルー、イエロー)があるんですが、選べません。
一応、カラビナとコードの色は合わせてあるんですが、ナチュラムみたいな通販サイトだけでなく、第一精工のダイレクトストアですらカラーの選択ができません。
店頭在庫があれば当然選べますので、どうしても色に拘りたい人は釣具屋を巡って探してください。